モノクロスナップ

雪の大内宿に灯りがともるころ

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雪の大内宿に灯りがともる

宿場町として有名な福島県下郷の大内宿の灯りが点ったところの写真を写したいと思い、待って写したものであるが何せ初めての写真でどのように写してよいかわからず、寒さとの戦いであった。

写真を写し歩いているといっても、条件がいつも違うので、いつも試行錯誤でいつになっても上達しないことが歯がゆいが、何の道に入っても道は細くなるばかりで出口が見つからないのは同じ事かもしれない。

それだからこそ暮れていく寒さの中で灯りがともるのをひたすら待つことができるのかもしれない。
そんな私の気持ちが少しでも出ているとよいと思うが・・・・・


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暮れていく宿場町

1月も末になると日が伸びてきて寒さばかりが募り、雪の郷はなかなか暮れなかった。
待つときは長いものである。
寒さをこらえながら、灯りがともるまでは頑張ろうとあちこちを写していた。

この里の一番奥の方でお葬式があり花輪が並んでいた。
寒い日暮れで、観光客はほとんどいなかったが、そのお宅にお手伝いに行っていたらしい人が時折通った。
寒い中を待っている私たちに声をかけてくださる方もいて、日が入るのが早いのは冬至のころだろうということなど教えてくれた。

雪は深くなっていくのであろうが、もう日は伸び始めて芯から寒い日だった。

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冬の荒井浜海岸

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置き忘れられたような白い漁船と荒れた海

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敗れた黒い旗が風になびいて寂しさを誘う

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寂れた漁り小屋と懐かしい汲み上げポンプ

お正月気分も抜けない1月9日新潟県胎内市の荒井浜にと向かった。
冬の日本海は初めてなので、道路がどのようになっているかもわからず心配しながら出かけた荒井浜だが、福島の山沿いの高速道路は少し凍結していたが、海に沿いに近づくに従って雪はあるものの道路の凍結はなく荒井浜付近は日陰に雪が残っているだけで、ほとんど雪はなかった。

地元の方に聞くと浜にはほとんど雪が積もるということは無いということだった。
この日の海は冬にしては凪いでおり、荒々しい日本海という感じではなかったが、人一人いない小さな漁港は寂寞としていた。


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寂れゆく荒井浜漁港

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壊れる寸前の漁師小屋

新潟県胎内市荒井浜は何時朽ち果ててもおかしくないような寂れた浜辺である。
埠頭もなく、浜辺から小さな船を出して近海の魚をとってくるようだが、もう本職の漁師さんは2~3人とか後は趣味で漁をしているようである。

浜辺の漁師小屋は昔をしのばせながら朽ちて行く様子は、寂寥感が漂い私の気持ちを揺さぶる。
片道4時間以上を高速に乗って日帰りで行くのであるが、この漁師小屋が朽ち果てるまでは通いたい場所である。

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浜辺の漁船

このように波が打ち寄せてくるようなところに、小さな漁船がいくつか置かれている。
以前に行った時は3時ごろに船を出し、1時間くらいで戻ってくる船を見たが、今回は波が荒かったためか浜の人の姿は見えなかった。
日が傾くころに犬の散歩をしている方に出あったくらいで、なんとなく寂しかった。
此処の浜の方は、私たちのようなよそ者にもやさしく声をかけてくださり、内陸に人とは少し違ったおおらかさが見受けられた。
今度は雪が少し積りはじめたころにでも行ってみたいと思いながら、陽落ちかけた浜辺を後にした。

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前沢曲屋集落の晩夏

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前沢曲屋集落の晩夏の風景

冬に一度行ったことのある南会津の前沢集落が有料駐車場を作り観光化していた。
数年前に雪が降り積もる中でみた集落とは随分違って見えたのは季節のためとこちらの思い入れが違っていたからかも知れない。
どこでも四季折々の風景を見てみないことには全体の姿を見ることは出来ないのだろう。
畑から沢山のカボチャを収穫して坂道を登っていくおばあさんを後ろから写させていただいた。

私が小さかったころはあちこちで見られた温もりのある集落をを、郷愁を感じるとともに懐かしさを覚えながら歩いてきた。
季節はずれのためか観光客の姿はほとんど見ることが出来なかった。
今度は秋の風景と雪の風景を写してみたいと思う。

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南会津水引曲屋集落の冬支度

水引集落には8月にも行ったが、1ヶ月にも満たない月日ですっかり様変わりしていた。
庭を埋めるように咲いていたひまわりは頭をさげて実りの時期を迎え、コスモスの花も終わりに近づいていた。
季節の移り変わりが目に見えるように分かるのが、このような昔からの日本の生活なのだろう。

冬の暖房に使うという薪は前に来た時のも積んであったが、家を囲うように積まれた薪は1冬に使ってしまうらしい。
とても柔らかな暖かさで、他の暖房は考えられないという。
ここで冬の夜を過ごしてみたいと言う思いが募るような場所だった。

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会津の蕎麦畑

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会津の蕎麦畑

小さな蕎麦畑の写真は写したことがあるが、広大な会津の蕎麦畑は今まで見せていただくだけで、初めて行って写すことが出来た。
あいにくの雨模様で雲を入れても青空というわけにはいかなかったが、初めて見る蕎麦畑のを目の前にどこまでも広がっているのを見て感動した。
雨ならではの一枚を写すことが出来たのは嬉しかった。
モノクロで味わってみたいと思った。

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南会津水引集落裏の蕎麦畑

猿楽台の蕎麦畑近辺を歩いた後、南会津の水引集落にと向かった。
時代をさかのぼったような萱ぶきの民家の庭はひまわり、コスモスなどが咲き乱れ、懐かしさがこみあげてくるような思いに浸りながらシャッターを切った。

この蕎麦畑の近くでブルーベリーの選定をしていた方と少しお話したが、この集落も福島県というだけで、来る方がいなくなってしまったとか、民宿はお客さんが来なくなって大変だということだった。
こんなところまで原発事故の被害が及んでいることが分かり、震災の被害の大きさを見にしみて感じられたことだった。
沢山の方が一日も早く訪れるような日が来ることを願いつつ帰途に着いた。

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那須沼原

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沼原湿原から駐車場に戻る道路

午前中は晴れ間が見えていた那須が昼近くに沼原に着き、昼食をとり、沼原湿原に降りようとしたとき、雨が落ちてきて、あっという間に土砂降りになった。
少し待つほかはないと思い車の中で休憩した。
しばらくして雨上がりの山道を降りて行くと今まで沼原湿原で見たことがないような、ニッコウキスゲの群生が待っていてくれた。
3年前に来た時とは比べようもないくらいのニッコウキスゲの群生、散策道も綺麗になって、素晴らしい観光地になっていた。
雨で戻った方が多かったのか人影も少なくとても素晴らしい風景を満喫した。
しかし思い描いていた風景とのあまりの違いにアングルを考えることもできず、ニッコウキスゲの写真は見られるようなものは写せなかった。

しかし帰り道はますます霧が深くなり幻想的になって行く風景の中で撮影が出来たことは幸運だった。
これはその時の1枚である。


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